本日3月3日は、ひな祭りです。
天気も穏やか、気持ちの良い日となり、子どもたちの成長をお祝いするには最高の日となりました。
レオナでは、日本語に込められたひなの由来を基に2月29日、3月1日とひな祭りを行ってきました。
皆様にもひなの由来を知ったうえでひな祭りをしていただけると嬉しいです。
七五三では、「七歳までは神の子」という言葉があります。
昔は7歳までに亡くなる子どもが多く、3歳、5歳、7歳の節目にそこまでの成長を神様に感謝した神事でした。
七歳までは、「ひな」なのです。
日本語の数え方で「ひな」の意味が分かってきます・
ひ(1) ふ(2) み(3) よ(4) い(5) む(6) な(7) や(8) こ(9) と(10)
10歳になって、「ひと = 人」となるのです。
病魔や災厄に襲われやすい子ども(ひな)を守るために行ってきた風習があります。
木切れや藁や、紙で作った人形(ひとがた)に子どもの悪いところや弱いところ、さらには穢れを移し、身代わりになってもらって川に流していたのです。
これが「流しびな」です。
したがって、女の子のための行事ではなく、男の子も含めた、子どもの健やかな成長を願った行事でした。
紙で作ったひな人形やら、粘土で作った土雛ができ、女の子の遊びの玩具にもなり、女の子のためのひな祭りに変化してしまったのです。
現代では、ひな人形がさらに豪華になりました。
ひな人形を購入してくれたおじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さんの子を思う気持ちは昔も今も変わりません。
また、いくつになっても元気でいてほしいと願うものです。
ひな人形を飾る目的が、ここまでの成長をお祝いし、これからも元気に大きく育ってほしいという願いが込められていることを考えると、お雛様を飾るのは「ひな」の時代だけではないなと思うようになりました。
ひな人形がある限り、3月3日には飾った状態で、ここまでの成長をお祝いしてこそ、ひな祭りが生きると思います。
生きている限り、お雛様を今日のような明るい日差しの下に出して元気にいられることを感謝する機会としましょう。
追記
何が生じてもおかしくない時代の真っただ中にいる気がします。
お雛様にありがとうの気持ちを持っても、健やかな成長をあっという間に打ち砕く出来事が生じやすくなっています。
大地震に襲われて命を失うかもしれません。
地震以外にも、竜巻や突風、火山噴火に隕石の落下、人為的にはテロやミサイル攻撃など、意識していることが大切です。
想定外や不意打ちが一番ダメージを受けます。
意識の底に様々な状況をイメージし、どう対処するかを考えたら忘れてもいいのです。
今後何が生じても、恐怖を持たずにわが身と家族を守る行動のできる人でいましょう。
最後に「良寛さんの災難除けの妙法」をお伝えします。
災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬ時節には死ぬがよく候
これはこれ災難をのがるる妙法にて候
わたしたちがどんなに手を尽くしても変えられないものは変えられません。
だとしたならば、それらを受け入れて生きるしかないとおしゃられています。
この心構えで生きていきたいと思います。